1時間の授業を45分にするか55分にするか
高校の現場では、新型コロナで休校になって失われた授業時間を補充するため、どうしたら良いかということが問われている。1時間=1コマを45分にするか、55分にするかなどで、どれだけ時間を稼げるかを考えている。
1コマは標準50分で、35コマで1単位となる。45分にすると0.9コマ、55分にすると1.1コマ。1日に45分を7時間入れて6.3コマまたは55分を6時間入れて、6.6コマ、こんな風にして計算し、休み時間をどうするかなどを考慮して決めていく。
計算の問題である。だから、45分にしようが、55分にしようがどちらでも文部科学省が言うように、とにかく時間を生み出せばいいのだから、都合に合わせてやったらいいと思う。
考えて欲しいのは、今の教育制度の履修と習得の、履修部分を何とかしてはどうかと思う。例えば数学でいうと「因数分解ができる」なら、履修をしていなくても「因数分解ができる」という単位を与えていいのではないか。1時間でできるようになる生徒もいるし、10時間かけないとできるようにならない生徒もいる。すでにできているものに時間を割く必要はないのではないか。
こういう考えでいくと、全ての教科で「〜ができるようになった」というような評価になる。この方が学校間で格差のある5段階評定よりも信頼できそうな気がする。
ZOOMで授業をしていたら、こんな可能性も感じられた。一斉授業はやっぱり旧態依然としている。
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