アメリカ合衆国での黒人差別デモ
芸能人がアメリカ合衆国での黒人差別デモに意見することが、日本人で、よくないと思う人が約3割いる(6月7日TBSサンデージャポン)という。
芸能人がそんな意見をするのはよくないと思う人は、芸能人の芸能活動を心配しているのだろうと思う。日本では政治的な発言は日常会話でタブーに近い。ある番組で「〇〇党バンザイ」と言ったらテレビに出なくなった、なんていう話も聞く。
18歳に選挙権が与えられても、政治の話は学校内ではまずない。芸能人ファンにとって、自分と違う政党支持や、違う価値観が認められると、きっとファンではなくなるのだろう。そうしたことを心配して「よくない」というのだろう。この点は納得できる話。
しかし、「何もわかっていないのにそんなこと言うな」はどうだろうか。
「そんなこと言うな」は、何の権利があって言えることなのか?
人種差別に反対・抗議するのは、誰が言おうが全人類にとって普遍的で正しいことではないか。黒人差別の歴史を知ろうが知るまいが、そんなことはどうでもいいことではないか。
差別を自分のことと考えられたら、「そんなこと言うな」とは言えないだろう。日本でも差別問題はある。白人至上主義者からすればアジア人は被差別人種だ。
様々な問題を、自分のことと考えられたら世の中はもう少し早いペースで良くなっていくのではないか。
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